空に向かって走る

ときどき英会話、ときどきTOEIC、ときどき便利なこと。思いついたことを書きためます。

仮定法は『4種類』を整理すると理解できるかも!?

『仮定法』が得意な人ってそんなにいないのでは??

私は大学受験のときにいろいろと混乱させられた記憶しかありません。

それが今の尾を引きずって、英会話の際に『仮定法』をつかった表現を避けてしまいがちです。

なんだかんだ避けながらでも伝わりますからね。

だけども文法問題なんかで出会ったら最悪です@@;

TOEICで仮定法は時制の問題としてよく出るらしい…。

あんまり意識したことがないので自分からはなんとも言えませんが。

 

if...

仮定法というとifを思い浮かべがちですが、思った以上に出会う機会が多いんですよ。

『wish』を使った表現や、その他文法問題だったり。

 

私自信、仮定法がとても苦手なので理解に苦労しましたが、復習してみると思っていたよりもシンプルな気がしました。

理解を助けてくれたのは、参考書はもちろん、いろいろなサイトも非常に心強かったので合わせてご紹介します。

直接法/仮定法の関係を知る

仮定法を勉強する前に大前提として知らないといけないことがコレ。

仮定法は聞き慣れた言葉かもしれませんが、直接法となるとあれ?違いがよく分からない・・・@@;

個人的に分かりやすかったのは次のサイト。

進研ゼミ高校生講座の苦手解決Q&Aのコーナーです。

kou.benesse.co.jp


【直説法】:「もし明日雨が降れば」のような, 可能性が五分五分の内容に用いて, 時制は現在(完了)・過去(完了)及び各々の進行形・未来, それぞれの時制で表します。

 例) If I am a coward, you are another.〈現在のことは現在形〉
「もしぼくが, おく病者(である)なら, きみだってそうである」

 例) If he was sick, why didn't you take him to a hospital?〈過去のことは過去形〉
「もし彼が病気だったのなら, なぜ彼を病院に連れて行ってやらなかったのですか」

 例) If you don't have your ID card, you won't be able to pay by check.〈未来時制〉
「身分証がなければ小切手で支払いはできないでしょう」
if節は未来のことでも現在形


【仮定法】:「もし私が鳥だったら」のような, 事実に反する, 可能性のほとんどない内容は, 仮定法の時制は〈仮定法過去/ 仮定法過去完了〉で表します。

 例) If I was[were] a superman, I could help you.〈現在の事実に反する内容は, 仮定法過去〉
「もし私がスーパーマン(である)なら, きみを助けることができるのに」 
※事実は, 「スーパーマンではないので, 助けられない」ということ。過去形で表します。

 例) If you had left home a little earlier, you would have avoided the heavy traffic jam.
〈過去の事実に反する内容は, 仮定法過去完了〉
「もし(あの時)もう少し早く家を出ていたなら, その交通渋滞は避けられただろうに」
※事実は「早く出ていなかったので避けられなかった」ということ。過去完了で表します。

        直接法は可能性が五分五分でありえる内容について表現するので、仮定法過去や仮定法過去完了のように動詞を過去時制に変化させる必要なく、各々の時制で表現します。

 

直接法で未来を表現する際にはIf節内の動詞が現在形になる点に注意が必要です。

 

 一方で、事実に反する内容は仮定法で表現し、時制がズレた動詞で表現することになります。

 

まずはこの直接法と仮定法の違いをしっかり理解することが大切ですよ〜。

Balance

8 法:仮定法と直説法、would の意味など|英単語・英文法|アルク

アルクの英文法FAQコーナーにも同様の質問と回答がされています。

8.5 仮定法か直説法か
Q If he were honest, he would give me the money back.(彼が正直なら、私に金を返すだろう)は仮定法過去の形ですが、If he is honest, he will give me the money back. とは意味がどう違うのでしょうか。
A

状況や話し手の気持ちによって、どちらを使うかを判断します。

(1) If he were honest, he would give me the money back.
(2) If he is honest, he will give me the money back.


(1) は仮定法過去の形です。つまり話し手は「(話している時点で)彼が正直ではない」と思っているわけです。このように、現在の事実に反すると話し手が判断しているときには仮定法を使います。(1) は「もし仮に彼が正直なら(そうではないと思うけど)」という意味を表します。


(2) の is、will give のような動詞の形を直説法といいます。直説法は、述べられている事柄に対して、そうである可能性がある(と話し手が判断する)ときに使います。(2) では「(わからないけれど)もし彼が正直なら」という意味を表します。

上のアルクの例文を見てみると、If節内の動詞の時制は現在形で表現しても(直苦節法)、過去形で表現しても(仮定法)、ニュアンスは異なりますが表現としては間違っていないことが分かります。

 

同様の解説が『一億人の英文法』でも記載されています。

こちらでは文法用語が省かれているので、苦手な人にも分かりやすいと思います。

www.tsurezure-english.com

 

仮定法は4種類ある

仮定法を難しく感じさせる1番の要因はこの4種類にあると思います。

この4種類の違いを把握して、自分が話そうとする内容がどれに当てはまるのかが分かれば案外苦にならず表現できるようになると思います。

まずは4種類しっかり覚えることがオススメ。

少なくとも私にはそれが1番理解できました。

仮定法の用語は覚えなくてもいいとする人も多いですが、参考書や問題集を読み解く際に必要になる場面も多いので一緒に覚えてしまうのが個人的にはオススメです。

1) 仮定法過去:現在の事実とは反対のこと

2) 仮定法過去完了:過去の事実とは反対のこと

3) 仮定法未来:未来に起きそうにないこと

4) 仮定法現在:

1)  仮定法過去

現在の事実とは反対のことを仮定する際に用います。

If+主語+動詞の過去形, 主語+would/could/might+動詞の原形

『もし(今)〜だったら、〜なのにな。』という今現在に焦点を当てた表現です。

仮定法過去と仮定法過去完了の違いを教えてください|英会話|アルク

上のリンク先では

If I knew his phone number, I could contact him.

「(今)彼の電話番号を知っていたら、彼に連絡できるのに(→実際は知らないので連絡できない)」

という例文が紹介されています。 

 

2) 仮定法過去完了

過去の事実とは反対のことを仮定する際に用います。

If+主語+had+動詞の過去分詞形, 主語+would've/could've/might've+動詞の過去分詞形

『もし(あのとき)〜だったら、〜なのにな。』という過去に焦点を当てた表現です。

先程と同様にアルクの英会話質問箱では

If I had known his phone number, I could've contacted him.

「(あの時)彼の電話番号を知っていたら、彼に連絡できたのに(→実際は知らなかったので連絡できなかった)」

 という例文で紹介されています。

上の仮定法過去の例文と比較するととっても分かりやすいですよね。

 

The wish tree

仮定法過去も仮定法過去完了も『wish』との組み合わせが便利なので、一緒に使えるようにしたいですね。 


3) 仮定法未来

仮定法過去と仮定法過去完了はなんだかんだで理解している人が多いのでは?

でも未来のことを仮定法で表現しようとすると混乱しませんか?

仮定法未来は、未来に焦点を当てて『ひょっとして〜なら』という表現です。

実現しそうな事柄を条件とする際は直接法で表現します。

1番最初に説明したやつです。

 

iPhoneの内蔵辞書『ウィズダム』では次のように説明されています。

f:id:upasan:20161103221139j:plain

とっても分かりやすい!辞書ってやっぱり凄いな〜って思います。

右下の『類義』のコーナーも充実っ!

 

 内蔵辞書の使い方はコチラの記事を見て下さいね。

www.tsurezure-english.com

 

ウィズダムを引用して簡単にまとめると次のようになります。

 

『should』を使うパターン:実現の可能性がそこそこ

If A should (happen to) do:ひょっとして〜なら

If you should need more information, contact me.

万一さらに情報が必要でしたらご連絡をください。

 

If you should happen yo win first prize in the lottery, what would you do with the money?

万一宝くじが当たったら賞金はどうしますか。

 

『were to』を使うパターン:実現の可能性が低い

 If A were(was) to do:仮にAが〜するようなことがあれば

If I were to read one of his works, which would you recomend?

 もし彼の作品を1つ読むなら、どれがお勧めですか。

主語に関わらずwereが用いられるのがポイントです。

とはいえ口語ではwasが用いられることもあるので、あまり気にする必要はなさそうです。 

 

4) 仮定法現在  

 仮定法現在の用法はとっても限定的なので難しくありません。

「動詞の原形」の使い方:仮定法現在とは - VSOP英語研究所ブログ - VSOP英文法のシンプルイングリッシュスタジオ

要求・提案・依頼・希望などを表す言葉が主節で使われている場合は、主節の時制にかかわらず 従属節のthat-節の中では「原形を使う」

 というものです。

that節内に『should』が隠れているから。という覚え方をした人も多いのでは?

TOEICでこの仮定法現在の問題はしばしば見かけますよね。

 

① S + 提案/要求/依頼/希望を表す動詞 + that + S +(should) 動詞の原形

② S + is + 判断を表す形容詞 + that + S + (should) 動詞の原形

 

I suggested that he study English.

彼は英語を勉強するべきだと提案した。

 

It is important that the materials used for the building be suitbale for the climate of the area.

建物に利用される材料は、その地域に適したものであることが重要だ。

新TOEICテスト文法問題でる1000問より抜粋

新TOEICテスト 文法問題 でる1000問

 

注意したいのが、『要求・提案・依頼・希望などを表す言葉』というのは動詞だけでなく形容詞でも適用されるという点。

英語学習者であれば一度は訪れたことがあるであろう、RAVCOにて丁寧にまとめられています。

仮定法現在:特定の動詞・形容詞との関連 - RAVCO

(1) 特定の動詞と関連した仮定法現在

・命令系:command / order 
・要求系:insist (要求する)/ request / demand 
・提案系:suggest / propose / recommend
・決定系:decide / determine

(2) 特定の形容詞と関連した仮定法現在

・話し手の主観的判断(間接的要求・願望)を表す形容詞:
imperative「緊急の、絶対に必要な」
essential 「不可欠である」
vital「極めて重要な」
necessary「必要である」
desirable / advisable「望ましい」
important「重要な」
impossible「ありえない」

・話し手の感情を表す形容詞:
lucky「幸運である」
strange / odd「変である」
queer「奇妙である」
remarkable 「注目に値する、驚くべきだ」
shocking 「衝撃的である」
surprising「驚くべきである」
proper「適切である」
dissapointing 「失望させるような」
dipressing「人を憂うつにさせる」
sad「悲しい」

RAVCOより抜粋

 

 さいごに

勢いにまかせて整理してみましたが、思ったよりも仮定法は分かりやすいのかな?と思いました。

ちょっと見にくくなってしまったかもしれませんが@@

 

まずは直接法と仮定法を区別できれば、だいぶスッキリするのではないでしょうか。

細かいニュアンスを表現する際には、時制を正しく使い分ける必要がありますが、ちょこっと間違っていてもおおよその内容は通じるので、どんどん仮定法を使って慣れることが大切だと感じました!

 こちらの本は文法書ではありませんが仮定法について、より英語感覚で説明してくれるお勧め書籍の1つです。

もちろん仮定法意外にもいろいろな役立つ情報が含まれており、英会話だけでなくリーディングにも活きるものがあります。

子供向けと思わず、ぜひ手にとってみて下さい^ー^